画像診断 質問箱

921
名前はペンネームでかまいませんが、学部と学年を明記してください。 メールアドレスの入力は不要です。
名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

定期試験の問題について - 医学部4年RB

2022/11/01 (Tue) 20:45:42

問題48についてなのですが、尿路結石症が疑われる場合、背部痛などの自覚症状があるはずですがその時は、鑑別診断も考え、まず最初に腹部超音波を行っていると考えました。そのうえで単純エックス写真で診断できない場合はIVPだと考えたのですが、実臨床状どのような感じでしょうか。

まだ何も検査をしていなかったとしても被爆するKUBから侵襲性の低い腹部超音波検査というながれは、正しいのでしょうか。私が一人で当直していた場合、腹部超音波検査ではなくKUBを先にオーダーしてよいのでしょうか。

Re: 定期試験の問題について - OKADA

2022/11/09 (Wed) 19:27:13

返信が遅くなり申し訳ありません。

ご指摘のように、最初に行う検査として、腹部超音波検査というのも悪くない選択です。現実の診療の場面では、患者さんが痛がっていても何の痛みなのかあらかじめわかっているわけではないので、他のさまざまな病変の可能性を含めて腹部全体を調べることができ、患者さんへの侵襲も少なく、放射線被曝もありません。
ただし、超音波検査は腸管ガスがあるとその奥を見ることができず、観察できる範囲が限られます。尿管は後腹膜の深い位置にあるので、熟練した検者であっても超音波検査で尿管を見ることは非常に難しい(不可能に近い)です。したがって尿管結石の診断に限って言うと、超音波検査の有用性はあまり高くありません。

静脈性尿路造影 (IVP) は、1980年代くらいまでは広く行われていました。
腎盂や尿管の形状がわかるので、尿管の閉塞があるか無いか、もしあるのならどの辺の位置で閉塞しているのかを知ることができます。
しかし、放射線被曝や造影剤投与を伴う検査であり、そのわりにCTに比べると得られる情報は圧倒的に少ないので、CTが実施可能な病院であえて IVPを行うメリットはほとんどないと言えます。

画像診断質問箱へようこそ! - OKADA

2022/09/18 (Sun) 14:15:22

  医学部3年「腎・泌尿器の画像診断」
  医学部4年「胆・膵の画像診断」「泌尿器・男性生殖器の画像診断」
  臨床工学科4年「X線CT」
  看護学科2年「X線CT」
に関する質問を受け付けています。

名前はペンネームでかまいませんが、学部と学年を明記してください。 メールアドレスの入力は不要です。無料のレンタル掲示板ですので、個人情報の書き込みはしないようご注意ください。

ここへの返信でお答えしますが、多忙時などはすぐに返信できない場合もあると思いますので、あしからずご了解ください。


Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.